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動き回る翻訳者の運命的な(!)出会いを紹介します

五月天 2019 Just Rock It!!! “藍 | BLUE“1日目を見に五迷は大阪へ

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今のべ3万人に上る五月天ファンが大阪をウロウロしている、半分以上が海外からの華人の皆様。というのは、中華圏のスーパースター、五月天のライブが4月6日(土)7日(日)、2日間にわたり大阪城ホールで開催されているためだ。

はや、私、五月天の日本公演は2013年のNHKホールから2015、2017、2018の3回の武道館、そして今回の大阪城ホール公演「2019 Just Rock It!!! “藍 | BLUE」も見たという、日本ではかなり熱心なファンかもしれない。

今回のライブはとてもスペシャルだった。五月天のやりたい放題(笑)。巨大なカラオケで、五月天が自分で歌いたい自分の曲を演奏しているような印象、と思ったら、ライブの公式ページに、「2019年は、歩みを少し緩めて活動すると宣言しているMayday」、「“初心にかえる”“原点回帰”の特別限定公演」とちゃんと書いてあった。

やっぱり、今回の公演での特筆ものは初期の台湾語の名曲をたくさん歌ってくれたこと。最高だった。しかし、ああ、この曲知ってる、名曲!だけど歌えない、普通話じゃないから…。やっぱり、台湾語もかじりたくなった…。

Just Rock It!!!というわりには、穏やかな曲から始まって、穏やかな曲多めだったけれど、初心のロックなスピリットを大事にしてるってことなのかなあ。原点の曲を大事にして、カラオケで歌い上げたくなるような定番の名曲や、そこまで有名じゃないけどいい曲も盛り込まれたラインナップだった。K.K.BOXにセットリストが出たら復習しよう。

ヒット曲で固めて気合が入りまくった最初のNHKも、テーマのはっきりしたワールドツアーの武道館もよかったけど、いい意味で力の抜けた今回のライブはとてもスペシャルでレアな良さがあった。

やっぱり、東京の公演は首都圏は日本全国どこからでもアクセスが良いためなのか、東京にファンが多いのか近年ますます観客の日本人比率が高くなっているが、大阪の公演は大阪には日本人ファンが行きにくいのか、関空の海外からのアクセスが良すぎるためか、華人ファンが多い。あと、最近のライブの内容からして、日本人ファンには二日目の方が人気があるんじゃないかな?ゲストが来ることもあるし、今回遠くの人には日帰りで帰りやすい時間帯だし。

そんなわけで、以前のライブと違って、もう日本人のために、日本語の曲を歌うとか、日本語MC増やすとか(名物の翻訳機は登場したけど)、そういう気づかいは全くなく(笑)、ただただ愛のこもったスペシャルなライブだった。きっと、逆に大阪ローカルの耳は肥えてるけど五月天をあまり知らない人が来ても通じると思ったのかな。しまった、大阪ローカルの耳の肥えた五月天を全然知らない友人がいたのに誘えばよかった。
今回は東京で四分衛のライブに一緒にいった友人と現地集合。彼女に合ったツウなライブで今回よかったな、と思った。

私が五月天の好きなところは詩が語っているところ。いい歌詞が多いので、中国語学習者の方に非常におススメ。加えて東京では、時々、尊敬する林松涛先生が歌詞を読み解く講義をなさっているけれど、字面以上のものを教えていただけるので、そういうのに行かれるのもお薦めです。

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あと、関係ないけど、感動したのは、大学の先輩YTVの大泉純子さんのお花があったこと!先輩ありがとう、YTVありがとう。大阪での貴重なエンタメ・カルチャーに貢献していただいて。願わくば、同学の在校生とかにも見てほしいなあと思った。近いんだもの!!

そこそこ土地勘のある関東の関西人として、大阪はホンマに便利。イラチで商売人の大阪人のおかげで、駅の乗り換えは便利やし、食べもんやもおみやげやも「ここ商売できるんちゃう?」といいたくなるところなら隅々に全部あるし、すごく効率的。あと、やっぱり久しぶりの伊丹に降り立った瞬間から、やっぱり大阪は日本人だけでいてもアジア感がかなり強く、道理でで外国のお客さん呼ぶわーと思った。また、行こう。


f:id:sachi-studio:20190407084540j:image *初日のグッズはソールドアウト