掘出物 見つけました ブログ

動き回る翻訳者の運命的な(!)出会いを紹介します

仕事のなだれ状態について

年が明けたら、あの仕事とこの仕事…。そして、A社に訪問。

ぐらいに思ってたら、三が日開けたらすぐ、4日から、明日までにこれ訳せない?次は今週中にこれ訳せない?ドドーン。
かくして、正月明けの仕事1週目は、パズルのような時間割になってしまっている。しかし、それはそれ、これはこれで、昨日今日はA社に取材スタッフとして訪問!今年初めてのオフィスビルに足を踏み入れると、企業の皆様はもうお仕事全開モードで大いに襟を正される。

日々、日本企業おしなべて疲弊しているような偏見があり、翻訳を通して垣間見る中国企業の勢いに圧倒されているのだが、この度取材を通じ、日本にも生きのいい攻めの会社があることを知り、話を聞いてスカッとする。お会いする方ごとに、仕事への熱量をメラメラと感じる。

信じる商品があって、いけいけどんどんの会社っていいなあ。このまま成長して、この業界における「世界の日本ブランド」になってほしいなあと強く思った。世界の日本ブランドって、家電・自動車等成熟感が強くて、勢いというイメージはあまりない。「まだ、これから世界の日本ブランドになるかもしれない」などという勢いは、今の時代本当に貴重な気がする。

この会社は、世界の日本ブランドになる前に、今は日本の日本ブランドとして攻めているが、結構保守的な関係者も多そうだ。まあ、批判する方のおっしゃることを聞いてみると、ごもっともだ。確かに自分がその立場だったらいやだなと思う。しかし、業界においては、ワープロがPCに、ガラケースマホになるのと同じで、変化は必至なのだから、私としては日本ブランドが世界をとってくれるように応援したい。この会社が、そのごもっともな問題点を、ゆくゆく技術で解決してくれればいいだけの話だし、この会社がやらなければ、世界のどこかの会社にやられてしまって、外国の製品を日本でも使うことになるだけだからだ。

一方で、帰宅後は、「日本にじわじわと中国企業という印象があまりなくサービスが浸透しつつあるB社」の気迫あふれる資料を翻訳。私の訳すセールストークで、この熱がお客様に伝わればいいと思って、そこの会社の営業マンがのりうつったつもりで訳している。日本人の日本語の資料で営業されたら、より外国企業感なくなるだろうなと思ったりはするけれど…。

やっぱり、自分がもともといた会社がかつてはベンチャー精神に富み、中国事業をはじめ、変化の激しい仕事ばかりやっていたので、今でも、変化に果敢に挑んでいく人の話にかかわると腕まくりしたくなる気分になる。

仕事の神様、今年も面白い仕事をありがとう。本当に学校卒業以来ずっとほぼ面白い仕事だけをやっている。そういう意味では仕事運強運。立身出世はないけれど。しかし、主婦の神はあまりに弱い。いつになればプロになれるのか。今は適量の仕事しかしていないが、あまり改善しない。

やっぱ、翻訳も面白いですよ。なんせ企業が真剣にお金を出してまで外国人に伝えたいようなネタを扱ってるんですから。…何も具体的なことが言えなくて、これを読んでる人いたら、どう思うだろう???ま、

「やっぱ、私も翻訳やろうかな」、かな?自分で体験して知れ、か。